今日は、打ち合わせと面談の為に東京へ行きました。
予定していたことが終わり、ひょんな流れで目黒店の営業に入ることに。
4月にオープンしてから、未だ苦戦気味の目黒店。
それでも、スタッフ総出の販促効果もあったのか、
今日は満席のご予約をいただいていました。
とても戦力になれるレベルではありませんが、
それでも、活気のある店内での仕事は、
やっぱり楽しいものです。
お客さんの会話の中にも、
「この人参生でも甘くて美味しい!」
「牛蒡は今年はまだ出ないんですか?」
などの嬉しいお言葉もいただきました。
でもはっきり言って、
店としてのレベルはまだまだ低すぎました。
大根の火入れ、こんなんじゃないやろ
料理上がっているのに、誰も持っていかない、冷めてまうやん
いろんなこと思って、直接言ったりもしました。
いや、みんな頑張っているんです。
それは、事実として間違いなくそうだと思う。
でも、圧倒的に足りないものが一つだけあると思います。
僕はそれは「意志」だと思う。
「ほんとうに心から美味しいと思ってもらいたい」
そう思うだけで、やることは山ほどあります。
ひとつひとつの仕事を挙げたらきりがない。
「これだけやって、こんなもんにしかならないのか」
数字を見たら、そう思う事だってあります。
それでも、
心から美味しいと思えることや、
それを目指して日々切磋琢磨すること、
僕はそれにすべて懸けてみても良いと思うのです。
そういうことを、帰りがけの車内で考えながら、
「今年の大根に、俺はどれだけのことをできただろう」
と振り返りました。
まだまだ、源助大根の気持ちを全然わかっていないわけです。
まったく、他人の事を言えた立場ではないわけです。
でも、
やっぱり美味しい野菜を育てたい。
最高に美味しく食べてもらいたい。
その強い意志をもって、
相手の気持ちをこちらから汲んで、
自分から一歩を踏み出せる、
そんな人になりたいと思いました。
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