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農機と資産と投資


もうあまり覚えてませんが、

300aくらいの面積まで、16馬力のおんぼろトラクター1台でやっていました。

「ありえないよ!?」「無理だよ!?」

と言われて新しいトラクターを購入したのが2年前。

そのトラクターのアワーメーターがすでに700時間を超えています。

使うためにあるのだから、使わないよりかは良いんですが、

ちょっとこれで良いのかな?と最近思います。

来年に向けて、何かしらの設備投資は絶対必要だとは思うのですが、

農機に対する考え方が、圧倒的に貧弱なんじゃないかと思い、

なかなか一歩を踏み出せないでいます。

そこで、資産としての農機について考えてみました。

(自分のアタマの整理的なことなので、内容はトンチンカンかもしれませんが…)

BS上では、当然農機は資産になり(リースは除いて)、

7年間で減価償却をしていくわけです。

毎年その機械の帳簿上の価値は減っていき、

7年後にほぼゼロになるわけです。

農機を選び、購入するのは「今」なのですが、

将来にわたってより多くの利益を生み出す、

または正の投資スパイラルを生み出すことを考えると、

ここで考えるべきなのは「今」ではなく「7年後」じゃないのかな。

7年後に、帳簿上の資産価値がなくなったときに、

その農機が実質的にまだ価値を有している状態にしなければならない。

それもできるだけ多くの価値を。

具体的には、

7年後の在来農場で、その農機がまだまだ軽快に作業をこなせる状態で、

なおかつその農機ができる仕事が、

自分たちにとって価値を生み出すものである必要があります。

含み資産的な農機をどれだけ持っているかで、

その資産価値がどれだけ大きいかで、

経営はがらりと変わるはずです。

最近になってようやくこれが理解できました。

今更、ではありますが気付けて良かった。。

ただしこれに気付いたところで、

別の問題が浮上します。

農業界ではまだ生まれたてのヒヨコのような僕たちには、

7年先が見えない。。ということです。

しかも、飲食業という、

最強クラスの変化と競争の中でもまれまくる仕事を社内に持っている僕たちは、

余計に先が見通せません。

事実、この4年間の変化は尋常ではありませんでした。

そこにきて、有機多品目です。

通常のスペックの農機が、そのまま作業体系に当てはまらない事が多いのです。

でも、このままではもう無理(笑)

今大切だなと思う事は、

①汎用性のあるものから進める

②「機械の汎用性」だけに頼らず、「作業体系を汎用化する」創意工夫

③程度の良い中古を見極める能力と、それに出会う場所を見つける

④カスタマイズする能力

⑤修繕する能力

⑥農機のムダな稼働時間をなくす(やらなくて良い仕事が絶対あるはず。今やっている仕事の目的をもう一度洗い出す)

幸い、独立する前の仕事で、

溶接、ガス切断など鉄工の基礎技術は得とくしているので、

あとは内燃機関に関する知識などを磨き、

現場で直面する課題に向き合い、

一歩踏み出すだけなのかな。

と今は思っています。

7年後は何を考えているんやろうか…


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